不安障害の種類と症状及び治療法について!
パニック障害の症状が完全に消失していないのに、「軽くなったからこれでいい」、「薬は怖い」といった理由から途中で服薬をやめてしまい、パニック障害という病気から離れられない方がいます。
また、医師もその患者の症状が70%程度消えたことに満足して、治療の手をゆるめてしまうことが多いようです。 このような状態では決してパニック障害が治ったとはいえません。
薬を飲み続けることによる薬害を過度に恐れて、適切な治療を放棄するのは大変残念なことです。 例えば服用する薬の量が2錠から4錠に増えたくらいで、取り返しのつかないような副作用がすぐ生じるわけはありません。 現在、すでに薬を飲んでいるならば五十歩百歩程度の違いです。
パニック障害の薬物治療の効果をあげるには、できるだけ早期に、徹底的に薬を飲むべきだと考えられています。 また、服薬の仕方はかならず医師の指示どおりにし、自分で減らしたり、余分に飲んだりしないようにしなければなりません。
なぜそのようにするかというと、パニック障害は慢性化しやすい病気だからです。 ちょっとした不安や軽い身体症状があるだけで広場恐怖やうつ病に発展したりして、一生続く持病になってしまう恐れがあるからです。 パニック障害の症状が軽くてもきちんと治療しておく必要があるのはこのような理由によります。
医師の指示のもとに徹底的に治療をすることで、パニック障害の頑固な悩みから開放され、後々の不安障害を免れることができるのです。