不安障害について解説



環境やストレスの影響

発症にストレスが直接的に関係する不安障害には、急性ストレス障害(激しいストレスに引き続いて感情が麻痺するか反対に過敏になった状態)と外傷後ストレス障害(激しいストレス体験のあとに感情のいろいろな障害があらわれ、日常生活が円滑にいかなくなる状態)があります。

パニック障害とストレスとの関係は一般にはあきらかではありません。 しかし、パニック障害の患者が幼少時に、生命をおびやかされるような体験をしていることが多く確認されています。

また、幼児期や小児期の不幸な出来事だけでなく、戦争体験者など成人になってから受けた激しいストレスにさらされた人たちにも、パニック障害の患者が多く確認されています。

このようなことから、パニック障害の発症には、死に直面する体験や自己の生存を脅かすような体験が、深くかかわっていることが考えられます。

  つまりパニック発作は、身体的な状況の変化や病気が発作の引き金になっていることが少なくないということです。




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